2016-04-20 はる(4) 短歌 柔らかなヨモギの若草踏み越えて今年最初の草履の出番 この草を降りるか登るか決めかねるテントウムシはしばし動かず 青空に螺旋を描くトビを見て ゆっくり飲みほす水筒のお茶
2016-04-17 はる(3) 短歌 大石を掴むトカゲは背と腹で春のぬくもり感じているはず 草陰のカラスアゲハがふんわりと木漏れ日避けて花蜜を吸う 数十のコウモリが飛ぶ夕暮れにぽっかり浮かんだ半分の月