盛りあがる入道雲の瘤の上の空の青さは変わらざりけり 鮮やかな百日紅の花 目印に見知らぬ路地に迷いこみたり 水無月の満月照らす農道を影一人連れ気ままに歩く
明け方に沸き立つような椋鳥の声で目覚める夏の真ん中 雨音と雨の匂いに身を委ね遠い昔を思う夕暮れ 葛の葉をかきわけ森に帰ろうと、もぞもぞ急ぐ小綬鶏の仔
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